深夜になって町子さんから、とても元気が出た、と返事が来ました。
それは私には驚きの返信でした。
私へのお礼の言葉として、或いは自分を励ますために、無理をして「元気が出た」と書いているのではなく、
彼女はだんなさまと私の励ましで本当に気持がすっきりしたようで、文面から伝わって来るエネルギーが、見事なほど変わっていたのです。
それまでの意気消沈した重苦しい雰囲気とは打って変わり、
「今までにもそういうことがあったから、
それは私には驚きの返信でした。
私へのお礼の言葉として、或いは自分を励ますために、無理をして「元気が出た」と書いているのではなく、
彼女はだんなさまと私の励ましで本当に気持がすっきりしたようで、文面から伝わって来るエネルギーが、見事なほど変わっていたのです。
それまでの意気消沈した重苦しい雰囲気とは打って変わり、
「今までにもそういうことがあったから、
今回も、ひょっこり出て来るかも♪」
と、うきうきと楽し気な、普段の彼女以上に明るい感じが伝わって来ました。
(ちなみに上の一文は、彼女のメールからの引用です。)
数時間前まで、ご飯も喉を通らず、その日の簡単な予定がこなせないほどショックを受けていたのに、
気を取り直すどころではなく、一気にこのうきうき感!
どうやったらこんなにもすぐ、しかも根本から大幅に、気持ちの切り替えができるの!? と、衝撃を受けました。
どうやったらこんなにもすぐ、しかも根本から大幅に、気持ちの切り替えができるの!? と、衝撃を受けました。
ご存知の通り、時に人の心身の状態を自分のこととして受け取って、そのまま感じてしまう私は、
今回も、最初に町子さんからの紛失を知らせるメールを読んだ時、彼女のショックがダイレクトに体に伝わってきて、
気持が暗くなるだけではなく、胸が苦しくなって脱力感にみまわれるなど、反応が大きく、
このメールを受け取った時も、まだその余波が体に残っていました。
なのに本人は、こんなにもあっさりと気持ちを切り替えて、もう明るい気持ちで寝に着こうとしている・・・。
町子さんがつらい思いを引きずらなくてよかった、とホッとする一方で、私からするとあまりにも人間離れした回復に感じて、不自然な気がするほどだったのです。
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そして、ポーチが出て来るかも、という彼女の言葉については、
狭いホテルの部屋を、旦那さまと二人がかりで、数時間かけて何度も探し、ないと結論付けるしかなかったことを考えると、
私も以前よりだいぶ常識が外れてきたとはいえ、残念ながら今回は、出て来るとはとても思えずにいました。
でも、私自身もこれまでに不思議な体験をしているし、見聞きしてもきたので、
思考でそう思っても、どうなるかはわからない、見つからないと決めつけないで、天に任せて成り行きを楽しみにしてみよう、
と思っていた、そんな感じでした。
ただ・・・実をいうと、
この件を聞いた時、最初から体のどこかに、
「何の問題もない、大丈夫」
と、言葉にするとそんな感じの、ものすごく落ちつき払った感覚があったのです。
この感覚は、何か動揺することが起きた時や、今回のように人の話を聞いた時に、今までも時々感じたことがあり、自分でも不思議なのです。
「理性で理解はできないけれど、体のどこかでわかっている」とでもいうような、そんな感覚。
ただし、どう大丈夫なのかは、これまでいつも わからなかったのですが。
なのでこの時も、結婚式用のアクセサリーは無事だから問題ない、という意味だろうかと思っていました。
確かにそれはその通りだったので。
それから一日置いて、町子さんから、
「ポーチがトランクの中に戻っていた」
というメールを受け取りました。
ああやっぱりと思う気持ちと、まさかそんな、というごく普通の感覚と、両方を感じました。(笑)
その夜、通話した時に聞いたのですが、
旦那様はまた、
そういうことなんだろうな、と思っています。
(後略)
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当時 知人に送ったメールはここまでです。
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ああやっぱりと思う気持ちと、まさかそんな、というごく普通の感覚と、両方を感じました。(笑)
その夜、通話した時に聞いたのですが、
紛失をホテルのフロントに届ける前に、念のためもう一度「ない」と確認しておこうと思い、トランクを開けたところ、
開けてすぐ、元の場所にちゃんとあるのが目に飛び込んできたのだそうです。
旦那さまと二人で、トランクの中のものを全部出して何度も確認したので、二人とも、「絶対にそこにはなかった」と断言できるとのこと。
もちろん鍵もずっとかかっていて、触れた人もいません。
もちろん鍵もずっとかかっていて、触れた人もいません。
なのにそこに、当たり前のようにあった。戻っていた。
聞きながら、「出現」 という言葉と、
聞きながら、「出現」 という言葉と、
同じタイトルのモローの絵が浮かびました。
「再度現れた」「ないところから出現した」
または
「映像がもう一度映し出されて物質化した」
こんなに大きなものは初めてだったそうですが、行方不明になっていた小さなものが、予想外の所から見つかることは何度かあったとか。
なので、IT関係の仕事をしていて、普段は非常に現実的な旦那様も、「ほらね、やっぱり今回も戻ってきた」と言ったそうです。
旦那様はまた、
「コンピューターに映し出される映像と同じで、一時的に画面上から消えても、また同じ映像が映ることはあり得る。」
「それに、物や人間として存在したエネルギーは、絶対になくならないからね。」
と、物理学とスピリチュアル両方の本に書かれているようなことを、さらっと言っていました。
確かにエネルギーの法則として、その通りです。
たとえ思考であり得ないと思って、それが当たり前でも、物理法則を超えたようなことが、こうして起こることがあるのだ、とも。
そして私も改めて認識しました。
ああ、「大丈夫とわかっている」という体の奥の微細な感覚は、本当にそのままの意味なんだな、と。
ちなみに、ポーチが紛失した夜、町子さんの気持ちが、私が驚くほどすっきり回復して、
「励ましてくれてありがとう!
落ち込みが消えて、おかげでぐっすり寝られそう~!
ポーチもひょっこり帰ってくるかもしれないし♪」(メールより引用)
という状態になったのが、つまり、こだわりが消えて、エネルギーがフラットになった、ゼロ化した、ということであり、
そうなったことで、本当にポーチが「なかったところに再出現した」。
そういうことなんだろうな、と思っています。
(後略)
‥✼‥┈┈‥✼‥
当時 知人に送ったメールはここまでです。
当時の私の驚きが伝わりますように!
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