物がありえない消え方をする現象~ 町子さんのアクセサリーポーチ(前編)

2023年9月19日火曜日

アクセサリー 引き寄せ(想定)の法則 不思議な話

パールのリング



昨日、大木ゆきのさんのブログで
大木ゆきの『ペンのキャップが、瞬間移動した件!?』

大木ゆきの『ペンのキャップが、瞬間移動した件!?』

昨日は札幌でのオフ会だったので、本のサイン用のお気に入りの金色の油性ペンを持参しました。 オフ会が終わって、ホテルに戻り、荷物の整理をしていた時のことです。 …



”ペンのキャップが無くなったと思ったら、あり得ないところから出てきた” という話を読み、

あ、あるあるそういう不思議なこと、

と思い出した話がいくつかあったので、そのうちのひとつをアップしてみようと思います。



もう5年以上前、新感染症が始まる以前の話になりますが、

知りあいの女性が旅先のホテルで、たくさんのお気に入りのアクセサリーを、大きなポーチごと全部失くしてしまうという出来事がありました。


直後に別の知人に当てて、この話を書いたメールが残っていたので、その部分をアップしてみますね。


‥✼‥┈┈‥✼‥


(前略)


ところで、先日教えていただいた本を読んだのですが、

中に出てきた「絶対にあり得ないところから、30年前に無くした VTR が出てきた」話に、とても驚きました。


似た出来事が、わたしの身近でもちょうど起こった直後だったのです。



海外在住の知人ご夫妻が、日本にいる息子さんの結婚式に出席するため、先日から東京のホテルに滞在していました。

奥さまが日本人で、旦那さまがアメリカ人のご夫婦です。



奥さまの町子さん(仮名)は以前から、私の作るアクセサリーを気に入ってくださっていて、

今回の式のための装飾品を、当日のドレスの色に合わせて作ってほしい、と、2カ月ほど前から依頼されていました。


そんな経緯で連絡を取り合っていたのですが、お二人がホテルに着いて3日目の夜、町子さんからメールが来たのです。


持って来たアクセサリーが、ポーチごと全部なくなってしまった、と。




ピンクの薔薇の写真と美しい大粒パールのリング




久しぶりの帰国で、息子さんの結婚式以降もひと月近く滞在する予定のため、

アクセサリーが大好きな彼女は、服装に合わせて色々持っておきたくて、お気に入りのほとんど全部を、大きなポーチにまとめて持って来たのだそうです。


到着初日に部屋に着いて鍵付きのトランクを開けた時、そのポーチも取り出して、中を確認したとのこと。


その上でトランクに戻し、また鍵をかけたのをはっきり覚えているのに、一日置いて3日目の朝、ポーチからアクセサリーを出そうとしたら見当たらず、

旦那様と二人がかりで、トランクの中だけでなく部屋中くまなく探したけれど、なぜかどこにも見つからない、とのことでした。



幸い、私が式用に作ったアクセサリーは発送前だったため、結婚式のアクセサリーに関しては 問題なかったのですが、

愛用のアクセサリーを一度にすべて失くしてしまったショックで、町子さんは気の毒なほど落ち込んでしまっており、

メールからそれが直に伝わってきて、私まで衝撃を受けて軽い動悸がするほどでした。


が、同時に、そんな不条理なことが起きるものだろうか、と冷静に考えてもいたのです。

鍵をかけているトランクから、どうやったらそのポーチだけ、きれいさっぱり消えてなくなるなんてことが、あり得るのか。


‥✼‥┈┈‥✼‥


電話で話を聞いたところ、旦那さまも、不可解で狐につままれたよう、と首を傾げ、

真智子さんも、大きなポーチだから、簡単に他の物の陰に隠れて見えなくなるようなものではないのに、と。


トランクに鍵がかかっていたわけだし、日本のホテルではまずありえないとは思うけれど、

お二人が部屋を留守にした間に盗難に遭った可能性も、私は考えました。


そして、見つかるかどうかわからなくても、ホテルにこういうことがあったと相談してみたらどうでしょう、と、町子さんに提案しました。

ホテル側ではそういう時のマニュアルがあるかもしれないし、探す手伝いをしてくれるかもしれません。


また、ご夫妻はそのホテルにあと数日しか滞在しないそうなので、

チェックアウトした後にもし見つかったら教えてもらうためにも、そうしておいた方がいいと思ったのです。




パールのリングと中世の美少女が描かれた絵葉書




町子さんは、物にも心が宿ると思って大切にするタイプの人なので、

たとえ同じものが手に入っても、失ったものの代わりになるわけではなく、気休めにしかならないだろうと思いましたが、それでも、


ポーチの中に含まれていた以前私が作ったものは、材料があれば同じものが作れる場合もあるから、全て失ったわけではないと思って、元気を出してくださいね、

など、せめてもの励ましを、通話を終えた後にメールでも送りました。


‥✼‥┈┈‥✼‥


それから数時間後。
深夜になって、町子さんから、とても元気が出た、と返事が来ました。


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