これ観たいなあ、「ペルシャン・レッスン 戦場の教室」。
かつて心身に堪えるのも構わず、見なくてはいけないような気持ちに急き立てられて、
第二次世界大戦関連の映画やドキュメンタリーを色々見すぎたので、もうこれ以上はいいと思っているのだけれど、
それとは別の興味で、これは見たいと思った。
自分はユダヤ人ではなくペルシャ人だ、と偽って生き延びたユダヤ人男性が、ホロコーストでドイツ人将校にペルシャ語を教える羽目になるという話だそう。
本当は全く知らない言語。
単語をでっち上げて教えるのだけれど、悪いことに将校はとても良い生徒で、一度教えたことをしっかり覚えてくるので、教える方もでっち上げた内容を忘れるわけにはいかない。
な、なんて怖いんだ! 笑
私には無理だなあ、とてもそんな嘘、つき通せない。
そもそも、嘘をつくのがとっても下手なので、表情だけですぐに露見してしまう気が。笑
これだけでもどんな風に乗り越えていくのか興味津々だけど、
この嘘のペルシャ人と、生徒のナチス将校の間に、次第に人間同士の絆が育っていくらしいので、もうとっても面白そう。
正直なところ、今この時期に、一時間以上もかけて上映している映画館まで出かける気になれないので、DVDが出るまで見られない気もするけれど、
劇場で、ではなくても必ず見ようと思っている。
そのためのメモとして。
最初にあらすじを聞いた時、一瞬、いくらなんでも辞書くらい探せばありそうだし、そんなこと可能かな、と思ったけれど、
あ、そうか、ペルシャ語ってこういうのね、と。
پدر درس های فارسی
なるほど、そもそも読むことさえできないから、読み方(音)も意味も全部でっち上げることも、できそう。
(今もまだ、グーグル翻訳が発音してくれないくらいだもんね。)
これって、漢字を全く読めない人が日本人のふりをして、
父 bird
母 book
花 water
とかなんとか教えているってことだよね、と思ったら、なんだかちょっと面白くなった。
この映画では、命、かかってるけど。
上のトレイラー映像でも、ナチス将校が自作の詩を朗読するところで、笑いそうに。
本人が真面目なだけに、面白かわいくて、怖くて、そして、これは先生、罪悪感にもかられるだろうなあ。
たったこれだけの短い映像なのに、何かを学ぶということが、魂の喜びであり、とても尊い、恵まれた貴重な体験だというのも感じられて、ちょっと神聖な気持ちにもなる。
・・・映画館まで行くかな。笑

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