どこも壊れていないのに、外れて落ちたハートピアス

2024年11月30日土曜日

アクセサリー 不思議な話

シルバーのハートピアス



今日はちょっと(かなり?)不思議な話を。

以前のブログからの再掲なので、数年前の話です。


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数日前の夜、帰宅して、つけていたピアスを外そうとした時の出来事です。



その日着けていたピアスは、細いシルバーのリング(輪)に、透かし彫りのハート型チャームがついているものでした。


ピアスをつけない人には、ちょっとわかりにくいかもしれませんが、

ポストタイプとも、フックタイプとも違い、リングを耳に通して、片方を逆U字に曲げた端同士をひっかけて、落ちないように留めるつくりです。

そのリングに、ハートチャームの上部にある小さな穴を通して、ハートチャームを下げるようになっています。




透かし彫りハートのシルバーピアス




これがそのピアスです。

ハートの大きさは 15mm 四方くらい。

リングの上部を耳に通します。



耳が小さく薄い私は、重いものはすぐに痛くなってしまうので、軽いピアスを好んで使います。


透かし彫りやアラベスク模様のような、細かい細工が大好きなので、このピアスはデザインも好みなのですが、

加えて、リングが普通のピアスのポストよりずっと華奢で細く、ハートチャームもごく薄くて軽いので、つけていてほとんど重みを感じないのも、気に入っている大きな理由です。


特に髪をアップにしている時に着けやすく、一時期こればかり着けていたこともありました。


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ピアスを着けたり外したりする動作は、もう長年の習慣で、半ば無意識になっています。


その日も殆ど注意を払わず、外そうとしてまず左耳のリングに手を伸ばした時、下がっているハートチャームに、指先がわずかにかすりました。

するとチャームが小さく揺れた感触があり、ほんの一瞬、不自然な間を置いてから、微かなぽとりという音と共に、床の上に何かが落ちたのです。



見ると、リングからハートのチャームが外れて、足元に落ちてしまっていました。



耳から外れにくいピアスで、これまで落ちたりしたことは一度もなかったため、咄嗟になにが起きたかわからず、

知らないうちに留めている部分が外れて輪が開き、そこから滑ってチャームが落ちたのかと思いました。



でも、触ってみると、リングは耳の後ろできちんと閉じていました。



そうだよね、と思いながら、暗い気分になりました。


たとえ後ろの留める部分が外れていても、普通に考えて、チャームがリングの端まで上に登って、そこから落ちるなんてことはあり得ません。

でもまずそう思ったのは、

ハートチャームの穴に切れ目が入ってしまい、そこから落ちた

という、一番普通の原因を認めたくなかったゆえの、自己防衛的な意識の働きだったと思います。



でももう仕方がありません。

壊れてしまったんだ、
もうこのピアスとお別れかな、

と思いつつ、そっとチャームを床から拾い上げました。



ところが、手の上でよく見ても、チャームはどこも、切れても壊れてもいなかったのです。







と、いうことは・・・・・・







え? 
どうして落ちたの?



正確には、「どうやって」

切れ目もないのに、

閉じた金属の輪から、外れて落ちることができたの?




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わけがわからず、あちこち確認しましたが、どこも、何も、傷んでも壊れてもおらず、

結局どこにも、落ちた原因は見つかりませんでした。



確認すればするほど、「物理的に不可能」とわかるだけ。



いったいどういうことだったのか、今も全くわかりません。





もう一度、先ほどの写真を載せておきますね。

これはこの出来事の後、落ちた左のチャームを元通りリングに通してから、撮った写真です。




透かし彫りハートのシルバーピアス





蛍光灯の下で撮っているので、影や反射でやや見づらいですが、リングがハートチャームに通してある部分は、見ていただけると思います。

ご覧の通り、穴に切れ目がない限り、リングから落ちることは不可能です。


なのに、手がわずかに触れただけで、

ぽとりと外れて落ちてしまった。




どう考えても、科学的には説明がつきません。

まるで子供の頃に見た手品のよう。

でも、手品と違ってどこにもタネはありません。



思い出すのは、手が触れてから落ちるまでの、あの一瞬の不自然な空白の時間です。


あの不自然な感じは、言葉で伝えようがありません。

あの時、ほんとうは何が起きていたのでしょう。


もしも鏡の前だったら、そこにはなにが映っていたのでしょう。


・・・いいえ、
鏡に映っていたとしても、

なんら不自然なことは一切なく、ただそのままぽとりと落ちたのだろうという気がします。






ほんの小さなことなので、「怖い」というほど強い感覚はありませんでしたが、

でもこの時、不思議に静かな、ひんやりとした感覚がずっとあり、

チャームを手に取ってどこも壊れていないのを確かめた後、じわりと寒けのようなものを感じました。



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こうした小さなことは、生活に大きな影響もないし、深く考える必要もないので、


起きたとしても、

あれ、なんだったんだろう? 

と、不可解な気持ちを一瞬味わう程度か、

あるいはピンと来ないままスルーしてしまい、すぐに忘れてしまうことが殆どだけれど、


実はとんでもないことであり、
なのにけっこうよくあることなのではないか、

と最近思います。




私自身も、
物理的に不可能なことが起きたのに、
学生時代は物理も科学も好きだったのに、

脳がその重大さをしっかり認識することを、どこか拒否しているような心もとなさがあります。




もっとしっかり受け止めて、

この現実はホログラムなのだ、

またはバシャールたちが言っているように、一瞬一瞬パラレル移動しているのだ、

(あるいは両方なのだ)



と、心底腑に落ちて生きられたら面白いのに、まだそこまで行けないなあ。




それでも、今までにも不思議なことは、それこそいっぱいあったのだけれど、全部理性で否定して、反射的、無意識的に、


「一瞬不思議だと思ったけど、違うよね。何かきっと普通の説明がつくはず。」


と、取り合わなかった期間が本当に長かったので、そういう時からしたら、随分進歩したなと思います。




そろそろあるがままに見ようよ。

不思議なことは、一般に思われているよりはるかに色々と起きているし、

それを体験したり、知っている人も多い。


それに多くの人が、本能的に(遺伝子レベルでというべきか)、そういう話に惹かれるよね。



と、最近ますます思うし、この時のことも、

近頃やっと、「物理法則でさえ絶対ではない」ということを受け入れ始めた私に、天が時々こうして、



その通り、やっとわかってきたの。

今までも見せて来たのに、全然信じなかったね。

そろそろ信じてくれる?

ほら、よく見て。



と、小さな証拠を見せてくれている出来事の、ひとつだった気がします。













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